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【ブログ】写真展と謎解きのコラボ!?〜イナガキヤスト本気旅展2023〜

お疲れ様ですー。林です。


久々にHPをリニューアルしたんですが、せっかくだしこのタイミングでブログもちょこちょこ出してみるか!ということで書いています。

今回は昨年11月に関わらせていただいたイベント「イナガキヤスト本気旅展2023」について振り返っていきます。半年前のことなので断片的ではありますが。


話が来たのは昨年の3月。

NHK富山の番組で写真家のイナガキヤストさんとご一緒させていただいたのがきっかけ。

イナガキさんのX↓

「イナガキヤストの本気旅」というのが番組のロケ企画で、僕が呼ばれたのはそのダイジェスト企画というか、ロケの内容を絡めたクイズ企画だったわけですね。地元ということもあって、それはもう好き勝手やらせてもらったような気がします。「観覧車の高さは何m?」という問題で航空障害灯(飛行機がぶつからないよう、60m以上の建造物に設置される赤いランプ)の話をしたり、イナガキさんの写真を見て「フェルメールの『デルフト眺望』に構図が似てますね」と言ってみたり。


(デルフト眺望。フェルメールの絵画の中でもかなり好き)

他の収録でもこんなノリでいることが多いんですが、地元ということもあっていつもより多めに手札を切ったと思います。個人的に一番嬉しかったのは生さだのホワイトボードを生で見られたことなんですけども。高校生の頃毎回観てたし。



とまあそんな収録があって今回の展覧会なわけですけど、最初のご相談内容としては「イナガキさんの写真展を秋に開催するので、写真と一緒に謎解きを展示できないか」というものでした。第一感としては「一番やりたかったタイプの仕事だ!嬉し〜!」となりました。クイズや謎解きってあらゆるジャンルとの掛け算が可能だと思っていて、どんなコンテンツと組んでもお互いの良さを出せるのではないかと思っているんですよね(もちろんそれは大変な技量が求められるもので、良いものを出力するにはかなりの試行錯誤が必要だったりするわけですけど)。さらに掛け算の相方が地元・富山の写真ということもあって、「クイズや謎解きのパワーも感じてもらいつつ、地元の魅力も謎解きに乗っけてアピールできるようなもの」が作れれば、というのがこのプロジェクトにおいて自分が目指すべき方向性なのかな、と考えていました。


展示作品数が5枚×15市町村で75枚あり、1市町村につき1問で計15問を納品することに。素材の供給があまりに多くて大助かり。正式に発注が決まったのが7月下旬だったので、8月から9月にかけて謎解きに明るいQ星群メンバー(松原、さくな)と共に制作に取り掛かりました。謎のクオリティチェックは2人に任せて、僕は「富山県民なら知ってる」みたいなローカルあるある情報をたくさん出していました。地鉄のかぼちゃ電車とか。

全問題に共通したルールとしては「写真に写っている何かを題材にとって謎を作る」か「写真に写っている何かが答えになるように謎を作る」の2種類を採用しました。前者に関しては謎解きって言葉遊びが占める要素が結構大きくて、使えそうなワードを写真から見つけて拝借しよう、みたいなことですね。また、後者に関しては写真から答えとなるワードそのものを持ってくることで写真をよりじっくり鑑賞してもらうきっかけになるんじゃないかな、みたいなことを考えてこうしています。あくまでメインディッシュは写真であって、我々は付け合わせを作るというイメージでした。


で、出来上がったのがこんな感じです。



これは滑川市(なめりかわし)の問題です。

右側のイラストに、上から順に「はひふへほ」を足していくと「くし→はくし」「かり→ひかり」「くろ→ふくろ」「やぎ→へやぎ」が出来上がり、「たる→ほたる」で答えは「ほたる」となります。

ホタルイカ漁の写真があったので、「滑川といえばやっぱりホタルイカやろ!」ってことでこうしてみました。ぱっと見で分からなくても写真を見返すと実は関連している、ということの例ですね。


あと見てほしいのはこれ。



これは上市町(かみいちまち)の問題で、使われているのは日石寺(にっせきじ)というお寺の滝行の写真です。

あみだくじを辿れば答えが浮かび上がるという、問題としては結構簡単なのですが見せ方がすごい。これは松原が作ってくれた問題なのですが、「かみいちまち」を「いま」と「ちかみち」に分解できるという気づきと、アナグラムをあみだくじにして滝に重ねる発想がないと作れない一問です。「写真とセットで楽しむ謎解き」という、最高の付け合わせを彼が形にしてくれたと思います。


今回の展覧会は反省よりも手応えの方が大きいと楽観的に考えてはいるのですが、同じようなイベントを富山とは違う場所でやった場合にどうなるか、みたいなことはやっぱり考えておきたいんですよね。自分が富山出身で馴染みがあったからその土地の良さみたいなものをある程度理解していて、その分題材選びや成形の過程でやりやすさを感じてはいたのですが、題材が違うもの(かつ自分が初めて触れるもの)となると制作の難易度は跳ね上がるんだろうなと考えています。未知の部分が多すぎるので。ただ、今回のような掛け算的な仕事をするときは、まず自分たちが掛け算の相方の良さや魅力をよく知るというところから始まると思うので、その「知る過程」というものを楽しめるマインドでいたいなぁとは思っています。


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